このコラムの#41(2018年12月)で、熟成ハム類、熟成ソーセージ類及び熟成ベーコン類に用いる新たな“特色JASマーク”の創設についてご紹介いたしました。
“特色JASマーク”には、規格の内容を端的に示す標語をJASマークと併せて任意で表示することができ、その際には、可能な限り、JASごとに統一した用語とすることが望ましいとされています。
熟成ハム類、熟成ソーセージ類及び熟成ベーコン類の用語につきましては、社員、JAS認証工場及び(一社)日本食肉加工協会会員各位にご協力いただいたアンケート結果を踏まえ、「熟成」の標語を採用することとなりました。

「熟成」の標語の表示箇所

さて、食品表示基準によって栄養成分表示や原料原産地表示が義務付けられ、表示事項がますます増えている状況にあって、「熟成」の標語の表示スペースの確保も難しいかと思います。
一方で、せっかく表示するのですから消費者にそのJASマークが何を表しているかがしっかり伝わるようにしたいものです。そのため、食肉科研としましては、標語表示箇所について次のとおりといたしました。
食肉科研が作成する特色JASマークは「富士山のすそ野」(A)です。現在印刷中ですので、出来ましたらご案内いたします。料金は据え置きですので、ご利用ください。

【標語表示箇所】
原則として「富士山のすそ野」(A)とする。他に上(B)下(C)左(D)右(E)の配置も可能。
上下の場合は横書き、左右の場合は縦書きとする。

ご注意いただきたいこと

様式につきましては、「飲食料品及び油脂の格付の表示の様式及び表示の方法」で規定されていますが、特定JASマークのような最小の大きさは規定されておらず、辺の長さの比率だけが示されています。
上記デザインにはありませんが、JASマークの近くに登録認証機関名として「食肉科学技術研究所」または「食肉科研」と記載すること、登録印刷工場番号を記載することは従来どおりです。
また、農林水産省は、不適切なデザインの例をホームページで示していますので、ご確認の上、JAS登録印刷工場と連絡を密にされ、遺漏ないようお願いいたします。
標語を表示するかどうかは任意ですが、JASマーク及びJAS認証に対する理解を促進することが目的ですので、皆様方には、その旨ご理解の上、「熟成」の標語の表示にご協力いただきますようお願い申し上げます。
特色JASマークへの移行の経過措置期間は2022年3月31日までとされています。どうぞよろしくお願いいたします。

文責:一般社団法人 食肉科学技術研究所
専務理事 猪口由美