JASマークは、しょうゆや木材などに表示され、広く知られているいわゆる丸JASマークと、「地鶏肉」や「熟成ハム」など、高付加価値やこだわりのある規格(特色のある規格)に対するマークに大きく分けられ、後者のマークは現在4種類あります。
この特色のある規格のマークを統一し、国内、海外市場において特色をアピールできる新たなJASマークを決定するため、平成30年9月4日から9月30日にかけて、一般投票が行われました。
投票の結果、総投票数1,076のうち、3つのデザインの中から、476の最多得票であった以下のデザインが新たなJASマークと決定されました。

農林水産省は、今後の予定として、速やかに新JASマークを告示し、様々な機会を通じて、新JASマークを表示する特色のある規格とともに、新JASマークをPRしていくと発表しています。
熟成ハム類、熟成ソーセージ類及び熟成ベーコン類については、この新しいJASマークに移行していただくこととなります。色の指定はありませんので、JAS認証工場で選んでいただくことになります。
当研究所が作成、販売しています特定JASマークにつきましても、経過措置期間内に新たなJASマークに切り替えてまいります。(何色にするか…検討中です。)
熟成ハム類、熟成ソーセージ類及び熟成ベーコン類は、その性質上季節商品も多く、早急な切替えは困難であること、原料原産地表示を含めた食品表示法への対応時期と重なることなど、JAS認証工場の現状を踏まえ、十分な経過措置期間を設けていただくよう農林水産省に要望しているところです。経過措置期間等が明らかになりましたら、JAS認証工場にご案内いたします。
今回の新たなJASマーク創設は、JAS認証の内外におけるプレゼンスを高めるためですので、熟成ハム類、熟成ソーセージ類及び熟成ベーコン類がますます支持され、生産が後押しされることを願っています。

ベーコン類、ハム類、プレスハム及びソーセージ、ハンバーガーパティ及びチルドハンバーグステーキ、チルドミートボールのJASマークの様式は変更されませんが、規格の内容がわかるようにするため、「日本品質」などの標語をJASマークの近くに表示することが検討されています。
会員、社員、JAS認証工場の皆様は、表示改正が相次ぎ、包装資材の改版が負担となっていらっしゃることと思います。一方で、私の知る限り、JASマークがこれほど注目されたことはありませんでしたので、当研究所は、これを消費者の皆様にJAS製品を知っていただく機会ととらえ、皆様と協力して品質の良さをアピールしていきたいと考えております。良いアイデアがありましたらご教示いただきますようお願いいたしま
す。

文責:一般社団法人 食肉科学技術研究所
専務理事 猪口由美



