日本の基準、確かな品質。JASマーク

~JASキャッチフレーズが決定しました~

このほど、農林水産省ホームページにJASキャッチフレーズが決定したことが掲載されました。

農林水産省は、近年、新しいJASだけでなくハム・ソーセージのような既存のJASについても、より多くの方に知っていただくために、毎年11月をJAS普及推進月間と位置付け、JASについてのポスターやポップの作成、若い世代をターゲットに「こども霞が関見学デー」において買い物ミッション (JASマークを探すゲーム)を実施するなど様々な普及促進に取り組まれています。

今回決定したキャッチフレーズは、“JASの魅力を一言で伝えることができる”をキーワードにアンケート調査等で広く募集、農林水産省、FAMIC、一般社団法人日本農林規格協会 (JAS協会)の3者で検討され決定したものであると聞いています。

JASマーク知っていますか?

JASは「Japanese Agricultural Standard」の略で、正式には日本農林規格といい、「日本農林規格等に関する法律(昭和25年法律175号)」 に基づき定められています。このJASが昭和25年(1950年) 5月に「農林物資規格法」制度として誕生して今年で75年を迎えます。現在、いわゆる一般JAS、特色JAS、有機JASを中心に94規格が存在しています。

JASマークについては平成30年に施行された改正JAS法で、特色のある規格を制定できる対象が拡大したことを踏まえ、有機JASを除く3つのマークが新たなデザインで統一されました。

新たなJASマークのデザインは国内外において、「信頼の日本品質」を一目でイメージできるよう、日本を象徴する「富士山」と日の丸を連想させる「太陽」を組み合わせ、シンプルにデザインされています。全てのJASマークに登録認証機関名を表示しなければならないこと、また、規格の内容をわかりやすくするため、熟成ハム類については、富士山の麓の位置に「熟成」を表示するよう推奨しています。 (図1: JASマークの種類)

キャッチフレーズの使用について

農林水産省及び関連団体によれば、前述のキャッチフレーズを、JAS普及の取り組み(イベント・SNS発信・ポスター等)に活用していくこと、キャッチフレーズは、認証事業者・認証機関・規格管理団体等での利用が可能であること、JASの種類・規格を問わず共通して利用できるとしています。また、JAS製品への活用としては、容器包装にこの文言を使用できること、容器包装への使用箇所や文字の大きさに規定はないとされています。 (図2:キャッチフレーズ使用例参照)

食品企業は多様な加工食品が店頭に並ぶ中、消費者がハム・ソーセージを手に取り「おいしい」と言っていただけるために、様々な工夫を重ねています。 また、農林水産省が食品の輸出を大きく支援していることから、そのアピール材料として、特に富士山マークを有効に使うこともJAS普及の戦略の一つと考えられます。

このように「JASマーク」は、安心・安全かつ確かな品質をもつJAS製品を国内外にアピールする重要なツールのひとつであると考えられます。今後は、このマークとキャッチフレーズを組み合わせた新たなツールを利用、アピールすることで、若者からお年寄りまで幅広い世代に『JAS』を認知してもらうチャンス・きっかけになるかもしれません。

(注)農林水産省ホームページこども霞が関見学デー: 「CORNER 17 JASって何だろう」で食肉加工品が紹介されています。

文責:一般社団法人 食肉科学技術研究所
専務理事 吉田由香

#118「日本の基準、確かな品質。JASマーク」